奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえ、標高3190mと日本第3位の高峰です。
奥穂高コースは高校生を中心としたメンバーだったため、中学生が良い影響を受け、隊長の指示通りに動くことができていました。

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2日目は5時20分に徳澤園を出発しました。
とても早い出発でしたが、誰も遅刻することなく、緊張感をもって歩き始めることができました。

涸沢ヒュッテまでは順調に進み、10時前には到着することができました。
しかし、着いた途端に断続的な雨に見舞われ、雷を警戒することから、動くことができなくなりました。
結果、この日は涸沢で宿泊することに決めました。

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3日目も朝から雨でしたが、涸沢ヒュッテからザイデングラードと呼ばれる恐竜の背骨のような形をした穂高に通じるルートまで登りました。
本来ならば前日にここを登るはずだったね、とみんなでザイデンの先を眺めていると、
「次は登りたい！」
「ここまででも来れてよかった！」
と生徒たちの表情は雨の中にもかかわらず、とても清々しいものでした。

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晴れた日の登山だけではなく、雨の中の登山もまた良い経験になったと思います。

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涸沢Aコースは、体力に自信がある生徒たちが多く、初日は、上高地より手前の大正池から歩き始めました。

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2日目、一人が掛け声を挙げると、他の全員が応えるということを意識して登りました。
時間が経ち、疲れている時に、一人で悶々とするのではなく、声を出すことで隊と自分を盛り上げようというものです。
最初は数人からでしたが、だんだんと全体に浸透して行き、3日目にはほぼ全員が声を出していました。
　自分が声を出せば、他の仲間が必ず応えてくれるということが、隊に一体感を生み、離脱者を出すことなく、最後までやりきることができました。

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中学2年生のIさんは、すれ違う一般の登山者に対し、元気に挨拶をしていました。
Iさんが挨拶するまでは、疲れた顔をされていた方達も、
「元気が出たわ、ありがとう」
「若いっていいね。」
と笑顔になられていました。
そのやりとりを見て、こちらまで元気をもらいました。

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仲間に支えられ、自分を奮いたたせ、やりきった先に自信を持つことができた価値ある夏山登山だったと感じています。

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涸沢カールは、長野県安曇野市にある、日本有数の氷河圏谷です。カールの直径は約2kmで、カール底の標高は2300mです。

涸沢Bコースは上高地からスタートしました。ちょっと体力に自信がない生徒が多かったため、ゆっくりとしたペースで登りました。

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高校3年生のSさんは、中学2年生の時から夏山登山に参加していますが、今年初めて涸沢コースに挑みました。涸沢Bコースは高校生が一人だったため、リーダーとしてみんなに声をかけ、しっかりとまとめてくれました。
特に、涸沢から降りる時、岩が滑り、危険なところが多くあるのですが、途中、滑るのを怖がる中学3年生Tさんの手を取り、親切に導いている姿が見られました。
素晴らしい成長ぶりを見せてくれました。

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今回は残念ながら、行きも帰りもほとんどが雨で、涸沢カールの美しい景色も見えませんでした。
そのような状況の中、生徒は誰一人不平を言わず、頑張って登り切りました。

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今年も8月22日〜25日の３泊4日で北アルプスへ夏山登山に行ってきました。
リベンジに燃える生徒、初めて登山に挑戦する生徒、様々ですが、それぞれのゴールに向かってみんな頑張りました。

本谷コースは夏山初参加の生徒たちが多く参加しました。
本谷は、上高地から涸沢カールを目指す登山路の中間地点に位置します。
雨のため、当初の予定を変更して登山を行いました。
そのため、歩く距離は短くなり、山小屋で過ごす時間が多くなりました。
自由時間にはみんなでトランプをして過ごしました。のんびりとした雰囲気の中で、真剣に「大富豪」をすることは普段できないことで、みんなでワイワイと楽しい時間を過ごせました。

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