藤橋校舎では、毎週月曜日と火曜日の放課後になると、3階の音楽室から賑やかな音楽が流れてきます。
その音楽を演奏しているのは、軽音楽部の皆さんです。
今日は職員と二人の生徒が個人練習をしていました。今日の練習にはいませんでしたが、ボーカル担当の生徒も在籍しています。
どのような演奏をしてくれるか今から楽しみです。
岐阜県定通陸上競技大会
2021年06月27日
今日から2日間、高校生は定期テストです。
普段は体育館やグランドで遊んでいる子たちも、ここ数日は勉強モードです。
寮でも夜間自主的に勉強している姿が見られます。
今年度最初のテスト、頑張ってください!!
今日、中学1年生では、イラストでキーワードを伝えるというゲームを行いました。
このゲームでは、前の人が描いたイラストが何のイラストであるかを読み取り、上手くイラストを描かないと次の人に正しくキーワードを伝えられません。生徒たちは前の人が描いたイラストを「このイラストは何か?」をじっくり考えたり、どうやったら上手く次の人にキーワードを伝えられるか試行錯誤しながらイラストを描いたり、楽しんで取り組んでいました。
また、「イラストを描く」という作業を通して、クラスメイトの意外な一面も知ることができたようです。
今日の写真は、ある生徒が1分間の制限時間で描いたイラストです。皆さんは何に見えますか?
S・ジョブズが愛した「弓と禅」 Part 1
2021年06月21日
1924年ですから戦前の話です。オリゲン・ヘリゲルというドイツ人哲学者が今の東北大学(旧東北帝国大学)に哲学の講師として来日され、仙台で数年間過ごされたときに弓道を習われたそうです。著作『弓と禅』はそのときのドキュメントなのですが、この本は今でも再版され続けています。そしてあのスティーブ・ジョブズ氏の愛読書だったというのです。
そのヘリゲル氏が師事された弓道の達人は『弓聖』と称された阿波研造氏でした。その阿波氏がヘリゲル氏に数年間にわたって説かれたのは自我を捨てていかにして『無心』の境地に達するかの教えでした。もちろん、そう簡単には体得できません。しかも阿波氏はヘリゲル氏に手取り足取りの指導はせず、射の失敗を重ねるヘリゲル氏をひたすら黙って見つめているだけだったそうです。
「いったいどうして師はわたしに射を教えてくれないのか」ついにヘリゲル氏は阿波氏に教えを懇願します。すると師はこう言われたそうです。
「あなたの欠点は、まさにあなたが無心になろうとする立派な意思を持っていることです。正しい呼吸と集中すること、それからあらゆることを自然に委ねなさい。あなたはあなた自身から離れ、無心になったときに『それ』が射るのです」
いまから百年近い前に仙台で弓道の稽古に励んだひとりのドイツ人は師の言った「それ」の力をまざまざと見せられることになります。
こんな話を生徒たちにすると教室にはピンと張った緊張感に包まれます。果たして阿波研造氏が語った「それ」とはなんなのか・・・?
look forward to next(次回をお楽しみに)