学校法人西濃学園 北浦茂学園長・加納学園長代理が令和4年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)を受賞しました。

2022年09月15日

学校法人西濃学園 北浦茂学園長(学制150年記念式典にて)

教育者表彰(文部科学大臣表彰)について

教育者表彰(文部科学大臣表彰)とは教育者に関し特に功績顕著な方々を文部科学大臣より表彰されるもので、今年度は「学制150年記念式典*」の中で行われ、学校法人西濃学園 北浦茂学園長と加納博明学園長代理の2名が受賞しました。

令和4年9月5日(月)に国立劇場 大劇場(東京都千代田区隼4-1)で開かれた表彰式では、
文部科学大臣の式辞、天皇陛下のおことば、
内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官、文部科学副大臣の祝辞をいただきました。

*学制150年記念式典
わが国の近代教育制度が明治5年の学制発布以来、本年で150年を迎えることを記念して挙行する式典です。
 

学園長 北浦茂の教育者としての概要

学校法人西濃学園は、その端をフリースクールに発しています。現在、学園長である北浦茂先生は、当時より不登校生徒の自立を目指した教育活動を展開してきました。
学校法人化以降について、学園長という職名による立場で関わってきましたが、その活動内容は生徒一人一人、教職員一人一人に直接指導することは創立当時となんら変わることなく現在も継続されています。

とりわけ、令和4年4月からは中学校に加え、全日制高等学校が設置され、同時に文部科学省から不登校特例校として認可を受けた新たな西濃学園がスタートしました。
この不登校特例校としての中学校、高等学校が本格的に動く中、学園長という職でありながら2校の校長のような積極的な姿が見られます。

北浦先生の受賞を教職員一同、心よりお祝い致しております。

学園長代理 加納博明の教育者としての概要

地方教育行政功労者表彰を受賞された加納先生は、現役教師時代に不登校の生徒に関わった際の心残りから不登校の子どもたちに向き合いたいと思われ、昨年度まで岐阜県瑞穂市教育長を務められ、退任後、西濃学園に来てくださいました。

生徒たちだけでなく、教職員にも温かいまなざしで指導をしてくれます。生徒からは「加納ちゃん」と呼ばれるほど親しみのある先生です。

加納先生の受賞を教職員一同、心よりお祝い致しております。


加納博明学園長代理

加納博明学園長代理

不登校特例校として

西濃学園は中学校、高等学校ともに不登校特例校の認可を受けている。この教育課程編成の根幹にある教育理念は、学園長がフリースクール時代から脈々と続けてきた考え方そのものである。
リカバリーすることができる教科の授業、地域に溶け込んだ学習、なすことによって学ぶ学校行事など、不登校生徒が自立していくために必要と考える活動を教育課程の編成に盛り込んだ。
このような考え方は、認可申請のための教育課程作成時に、学園長が教育者として自らの考え方を示しながらスタッフと進めてきた。

特色ある教育活動

西濃学園は不登校特例校として教育課程の編成に表れているように特色ある教育活動を展開している。
このような教育活動がより効果的に進めることができるよう、創立以来大切にしてきたこの一つに「臨床」と「教育」の連携がある。
これは、常勤の臨床心理士を配置し校内組織に「臨床部」を位置づけたことで顕著となっている。

具体的には、生徒一人一人に対して原則週1回のカウンセリングを実施している。「臨床」と「教育」の連携は、不登校の子ども達にとって、自立につながる大切なことであるという方針も創立以来の考え方である。この実践の未届けをするために、学園長自ら常に生徒の様子を把握している。

このように不登校特例校である西濃学園の教育の根幹にかかわる部分においても学園長は教育者としての姿で示している。
特色ある教育活動は他にも地域との連携や夏山登山等数多くあるが、そのすべてにおいて学園長は窓口となり、すべての情報を把握しながら両校の校長と相談し、両校のそれぞれの教育活動を進めている。

不登校にかかわる教育機関との連携

さらに、昨年度から岐阜県教育委員会が主管する「岐阜県学校・フリースクール等連絡協議会」が設置され、その副会長も担っている。
その協議会への学園長の参加姿勢は、「とにかく不登校となった生徒にとって岐阜県内の関係する機関や施設が一緒になって不登校生の自立を目指すことが大切。公立私立といった枠組みだけではなく、とにかく不登校生徒のためになることを考えたい。」と発言される根底にあるのは正に教育者としての信念だと言える。

現在、全国には不登校特例校が徐々に認可されつつある。同様の目的をもった機関が連携することで、目的が一層達成されやすくなる。そのため、全国にある不登校特例校の協議会を設立し、互いの教育活動等の情報交流することを目指した。
そのために、中心となって協議会が開催されるよう活動したことは、不登校生徒の自立を目指す教育者としての姿と言える。


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