清掃はやれそうでなかなが難しい一面があります。早朝のトイレ清掃を終え、ゴミの収集をしようとしたら、当直の若い先生が昨夜の内に済ませてありました。校内のゴミ収集は一部の限られた方によってなされているのが現状です。清掃、ゴミ収集は当番制で行われるのが普通だと思いますが、できれば自分達の使う場所を自主的になされるのが理想だと思います。当直の先生の行為に心から感謝の気持ちが湧き出てきました。
先日ある自動車学校で自主的にトイレ掃除などをする習慣がある学校が紹介されていました。運転は技術もさることながら、人に対する「思いやり」が大切との理念から生まれたものらしいです。私どもの学校も当番制による管理的な感覚よりも自主的な思いが生まれる土壌ができないものかとまずは己からと実践しているつもりです。
先日愛知県の岡崎から週3泊して頂ける先生と早朝のトイレ清掃後このような土壌が創られていけば素晴らしい学校になるようね。・・・先ずは黙々と続けようと確認しました。
ご苦労様です・・・の一言
2017年04月12日
昨日金沢で医学部を目指し浪人をしている本学園の卒業生の下宿の引っ越しの手伝いに行ってきました。帰り路、北陸道のサービスエリアでトイレを使わせていただきました。ちょうど清掃中で年配の女性の方が一生懸命清掃されていました。最近までは感謝の気持ちは十分に持っていたものの「ご苦労様です」の言葉が何となく恥ずかしくて言えませんでした。しかし、やはり感謝の気持ちはきちんと言葉で表すべきと考え、勇気(?)を出して言う事に心がけてきました。昨日も「ご苦労様です」とちょっと声を大きく出して挨拶すると、清掃されている方は一瞬驚かれたようですが、「お気をつけて、お帰り下さい」とのご返事をいただきました。何となく心が温まりさわやかな気持ちになりました。これからも心掛けていきたいと思っています。
4月2日~4日大学時代の恩師とその奥様そして私の家内の4人で金沢、和倉温泉へと旅行して来ました。やっとのおもいで入学した名城大学で国文学を担当していただいた菅野雅雄先生(文学博士)の最初の講義で研究室に遊びに来てもいいよと言われ勇気を振り絞り研究室をノックしたのが先生との出会いの始まりでした。先生のお人柄にひかれ現在まで長いお付き合いをさせて頂いております。学生時代、先生から指導を受けたことを今も鮮明に覚えています。2年生の時民俗に興味を持ち大学を辞めたいと相談した時、「君は卒業ということをどのように考えているのか」と言われました。私は高専を中退しており、いわゆる高校を卒業していません。法学部で日本法制史を学び兎に角卒業を考えなさいと・・・そのおかげで今の私が存在しています。
和倉温泉へ行く途中、羽咋の気多大社を参拝し、近くにあります折口信夫博士のお墓をお参りするなど思い出に残る旅行でした。
学園生も心に深く留め置く「師」ができることを祈っています。